人口減少時代を迎えた今、拡大成長を前提にした近代都市計画で、現代的な都市問題に対処することは、難しくなっています。このような中、欧州ではいち早く、都市が縮小、衰退していく現実から目をそらさず、むしろこれを好機とし、持続可能な社会に向けて、根本的な転換への動きがはじまっています。
欧州都市の中でもバルセロナやライプチヒでは、空間的なゆとりが都市の質を高めるという理念のもと、既成市街地にできてしまった「穴」を「埋めていく」従来型の都市再開発ではなく、「穴」をあえて「穿つ、開ける」手法で再生させ、その著しい成果は世界の注目を集めています。
本講演会では、EU諸国の地域政策研究の第一人者である岡部氏が、これらの都市における都市状況を把握するシステムや、市街地が減少する事を前提とした都市再生の方法を検証していきます。
「穴を穿つ」開発とはどのようなものなのでしょうか。日本において、豊かさを維持しつつ、賢く縮小する都市を計画するための処方箋はあるのでしょうか。
| モデレーター: |
饗庭伸
(首都大学東京 都市環境学研究科建築学専攻研究員) |
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既存5街区を撤去してつくられた15,000m2の広場の通り。
(バルセロナの疲弊地区ラバル) |
| 出典:Illa i Rambla del Raval, Foment Ciutat Vella |
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 撤去中
©Antonio Lajusticia |
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