講師プロフィール
■レム・コールハース(Rem Koolhaas)
1944年生まれ。新聞記者・脚本家を経てロンドンのAAスクールで建築を学び、75年、Office for Metropolitan Architecture (OMA) を仲間と設立。95年よりハーバード大学大学院教授。最近はイリノイ工科大学キャンパスセンター(2002)、在ベルリン・オランダ大使館(2003)、シアトル中央図書館(2004)、カサ・ダ・ムジカ(2005)といった大規模プロジェクトを完成させ、建築の新しい境地を開いている。おもな著書=『錯乱のニューヨーク』『S,M,L,XL』『コンテンツ』。おもな受賞歴=プリツカー賞(2000)、英王立建築家協会(RIBA)ゴールドメダル(2004)、高松宮殿下記念世界文化賞(2003)、ミース・ファン・デル・ローエ賞(2005)。
■レニエ・デ・グラーフ(Reinier de Graaf)
1964年生まれ。デルフト工科大学、ベルラーヘ・インスティテュート卒業後、96年よりOMA勤務。現在はコールハース氏と同格のパートナーを務める。2002年よりOMAのシンクタンクであるAMOの代表も兼務。
現在は、EUプロジェクト、エルミタージュ美術館計画(キュレーションと建築の融合)、ルール再開発計画(政治・経済・社会・文化リサーチ)、ロンドン・ホワイトシティ再開発計画などを担当。現在巡回中の展覧会「ヨーロッパのイメージ」の責任者であり、ここでは、政治的な表現の歴史や現在の政治構造から、ヨーロッパの将来像を予測している。
■AMO
AMOは、建築設計事務所OMAと対を成すものとして、1999年にリサーチとデザイン提案のスタジオとして設立された。つまり、あまりにも孤立した今日の建築の状況や、市場によってもたらされるスピードの変化に建築が追いつけるかどうかといったことに対する疑問などから、建築と都市の境界を越える機会を模索する組織として創設されたのである。
AMOは従来の建築の領域を超えて、社会、テクノロジー、歴史からメディアや政治に至るまで、建築的な思考を適用していく。現在では、EUのアイデンティティの研究や自動車の将来に関するリサーチ(フォルクスワーゲン)、IKEA、プラダなどのプロジェクトが進行中。
2004年9月からは、EU後援・AMO企画制作による展覧会「ヨーロッパのイメージ」がブリュッセルを皮切りに世界巡回中。