本展は、foa(foreign office architects)の10年間の活動を「種(Species)」という独自のテーマで分析したものである。グローバルな活動環境のもと、建築家が一貫した思想のもとに建築をつくることが難しくなる中で、foaは「種」の建築論を用い、新しい建築のあり方を模索している。「種」の建築論は、進化論における「種」が環境の変化に対応して弾力的に変化・発展するように、都市、建築のつくりかたもまた、時代や環境、時間の経過にしなやかに適応するように創造するというものである。
展覧会では、24作品が従来の「機能」による分類とは全く異なる類型で紹介され、会場においてもダーウィンの進化系統樹のように並べられた。

Species
「これは、建築組織を<スタイル>としてではなく、<種>として捉えようというアプローチである。
<スタイル>が時間・空間を通して一定であるためにローカルな次元でしか機能しないのに対し<種>という概念は一貫した形態的論理のまとまりを示すため、変化が激しくなる環境においてはより有効に機能する。種子が異なる環境において時を経て繁殖するように、建築もまた、系統発生論的なプロセスとしてとらえることができる。
我々がこの10年間に進化させてきた<種>は、複雑な形態学的システムの中で成長していけるだけの弾力性を持つものであり、これから先さらに、建築における<種>を繁殖させ、変異させ、進化させていくのである。」(foa)


[出展プロジェクト]
横浜港大さん橋国際客船ターミナルを含む24作品

□企画協力:伊藤留美子

講演会
講師:アレハンドロ・ザエラ=ポロ

書籍/TN Probe vol.12
展覧会の開催に合わせて出展した全作品を紹介する『TN Probe』第12号が発刊された。




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