英国のチャールズ皇太子が建築と風景の関係に対する鋭い眼をもつことは、1988年のBBC放送の番組「ア・ビジョン・オブ・ブリテン (A Vision of Britain)」、また同名の著書の中で、現代の建築と都市計画に対する疑問と問題点を指摘したことでよく知られている。その建築と都市に人間性と秩序を取り戻すことを提言した一連の発言は、世界各国の現代建築家に波紋を呼び、一般の人々にも少なからず影響を与えた。
本展は、皇太子の環境に対する考えと共にそれを反映した様々なプロジェクトを、皇太子の環境に対する美意識の表現体ともいうべき水彩画と共に、日本で初めて公開展示したものである。真の意味で美しく、住みやすい「心地よい街」とはどのようなものか、問い直すものである。



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